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~新築住宅に大型補助~

執筆者の写真: 小林ハウス小林ハウス

2025年度から新たに「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」の

新築を行う際に、最大で「160万円」の補助が受けられる補助金制度が始まります。


GX志向型住宅とは、

  ①    断熱等性能等級「6以上」

  ②    再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」

  ③    再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」

   (岩手県を含む寒冷地に限っては「75%以上」)

①~③の要件に全て適合する住宅を指します。


この要件はこれまで補助の対象であった「長期優良住宅」や「ZEH水準住宅」と比べると、より高い水準の住宅性能となりますが、長期優良住宅とZEH水準住宅の対象世帯が子育て世帯と限定されていたのに対し、GX志向型住宅の補助対象はすべての世帯となります。



今回は①の要件である「断熱等性能等級6」をどの様に満たしていくのかを、

断熱性能を計算するプログラムの結果を用いて紹介したいと思います。


まずは弊社の標準仕様で計算。



青い枠で囲んだ数値、外皮熱損失が「0.3」。

この数値が断熱等性能等級5に相当する値になります。

(等級6は0.28以下、等級5は0.5以下)



等級6へ性能を引き上げる場合、赤い枠で囲んだ項目の「基礎」と「開口部(窓)」

を変更し、再度計算を行います。



計算の結果、青い枠の外皮熱損失の項目が「0.27」となり等級6相当の値である0.28を下回りました。

具体的な変更内容として、基礎は等級5の断熱材の使用に加え、基礎の内側にもう1枚断熱材を設置。

南面のサッシ、ガラスを複層ガラスから日射取得型のトリプルガラスへ変更しました。



「基礎」についてわかりやすく…






弊社はもともと高レベルな断熱性能で提案しておりましたので、「基礎」と「南面の開口部」の2つの項目に変更を加えるのみで、GX志向型住宅の断熱等性能等級6以上の要件を満たすことが出来ました。



新築住宅をご検討の際はこちらの補助制度の活用も視野に入れてみては如何でしょうか?


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